はせがわクリニックは、内科・リウマチ科の専門クリニックとして、地域医療に貢献できるよう努めます。

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①関節リウマチ、膠原病の診療について

a)まずは診断から
関節の痛みや腫れは、関節リウマチの主要な症状です。痛みや腫れている関節の部位や数、血液検査による評価に基づいて関節リウマチは診断されますが、関節症状をきたす病気は、表1に示すように多岐にわたります。

問診、診察、必要に応じてレントゲンや血液や尿の検査、関節のエコー検査を行います。

表1に示す病気の鑑別は時として困難で、明確な診断に至らないこともあります。もう少し経過を見ようと判断することもあれば、診断を確定できなくても、関節リウマチの可能性が高いと判断して、治療を開始することもあります。

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表1 日本リウマチ学会ホームページから引用

b)全身状態を把握する
関節症状の診断のため、あるいは、治療方法の選択のために、患者さんの全身状態を把握することはとても重要です。
年齢、合併症、健康診断の結果、薬の服用の有無、喫煙の有無など、様々な情報を把握するようにします。
リウマチの治療薬の選択に際しては、呼吸器疾患の有無、結核、B型肝炎、C型肝炎の感染状況、明らかな悪性疾患の有無などを可能な範囲で確認します。
それにより、患者さん一人ひとりに適した治療方法を選択して行きます。

なお、一連の過程の中で、CTやMRIなどの精密検査や専門医の判断が必要と考えられる場合には、それに適した病院に診療を依頼します。

c)抗リウマチ薬について
関節リウマチに対しては、基本的には、リウマチの進行を遅らせる作用が期待される抗リウマチ薬を主体に薬物療法を行います。

抗リウマチ薬には、
A 免疫抑制作用がほとんどないと考えられる抗リウマチ薬(免疫調整薬) (ブシラミン、サラゾピリン、イグラチモドなど)
B 免疫抑制作用のある抗リウマチ薬(メトトレキサート、タクロリムスなど)
C 生物学的製剤 (TNF阻害薬、IL-6阻害薬など)
などがあり、一般的に有効性はC>B>Aの順に高いと考えられますが、感染症など重大な合併症を起こすこともあります。

リウマチの症状が軽い場合には、Aのみでも効果が認められますが、症状が重い場合には、B、Cを使用することにより、効果が得られる場合があります。最近では、早期にしっかりと治療することにより、関節破壊の進行を食い止めた方が良いと理由から、早期から、Bを使用する治療方針が推奨されています。
一般に、抗リウマチ薬は即効性がないことから、特に症状の強い患者さんにはステロイド薬を併用することがあります。抗リウマチ薬の効果が現れた時点で、ステロイドは減量、中止することを目標としますが、併用する抗リウマチ薬の効果が十分に現れずに、ステロイドの減量や中止が困難なことが時にあります。骨粗鬆症による骨折など、ステロイドによる副作用が問題になることもあります。
また、B、C、ステロイド薬など免疫抑制作用のある薬剤を複数使用することにより、肺炎などの重症な感染症を発症するリスクが高まり、時としては、生命にかかわることもあります。

したがって、患者さんの状態を総合的に判断して、極力重大な副作用のリスクを避け、有効性の高い治療方法を選択できるように心がけます。
ただし、生物学的製剤については、院内のスペースや人員の都合もあり、インフリキシマブ、アバタセプト、トシリズマブの点滴は行っていません(後二者の皮下注射は実施しています)。

d)進行してしまった場合、、、、
すでに関節破壊が進行してしまい、疼痛や機能障害が認められる場合には、抗リウマチ薬の効果は十分に期待できないことが予想されます。必要に応じて、整形外科やリハビリテーションの先生方に診療をお願いします。

e)関節リウマチ以外のリウマチ性疾患(膠原病)について
全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、皮膚筋炎、成人スチル病、血管炎症候群などが疑われる場合には、入院での診断、治療が必要となることが多いため、専門医のいる病院に診療を依頼します。初期治療を行い安定した状態が維持される場合には、病院との連携のもと、当院で診療を継続することも可能です。

②一般内科診療について

医師としての初期研修の後、これまで25年以上、リウマチ、膠原病、腎臓病を中心とした診療、研究に携わってきました。
特定の臓器に限ることなく、患者さんの状態を広く見るという姿勢が必要な分野であり、この経験は、一般内科の診療に役立つと考えています。
高血圧、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症、糖尿病など生活習慣病の管理、治療を行います。風邪などの体調不良にも対応します。

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